車をぶつけてしまった! スリップしてガードレールにぶつけてしまった!

Aさんは、休暇を利用して北海道を旅行中に山道をドライブしていました。下り坂を走行中、急な右カーブが曲がりきれずに左側面をガードレールにぶつけてしまいました。

ブレーキをかけたものの、前日に雨が降っていたため路面が濡れていてタイヤが滑ってしまいました。

衝突の際に、Aさんの車の左フロント部分が大きく損傷し、自力走行ができなくなってしまったため、レッカー車を呼びました。

また、Aさんも左の脇腹に強い痛みを感じ、病院で受診しました。

解決までの流れ

Aさんからの事故の連絡を受け、担当者はAさんと連絡を取り、保険金請求の流れを説明しました。

Aさんの車のレッカー移動された修理工場とAさんが受診した病院の連絡先をお伺いしました。

レッカー費はAさんが支払いを済ませていたので、領収証の送付を依頼しました。

Aさんは、シートベルトで圧迫されたことにより肋骨にヒビが入っていました。

また、ガードレールは10m程度の範囲が曲がってしまっていて、警察からは、後日に管理している地方自治体から請求あるだろうと言われたとのことでした。

状況確認の図

Aさんの修理工場に連絡したところ、Aさんの車は左フロント部分が大きく破損しており、概算修理費用は50万円を超えていました。

損傷が激しいことから、アジャスター(鑑定人)による調査を行うことにし、修理工場に近い損保ジャパンのサービスセンターに、Aさんの車の損害調査を依頼しました。

事故現場の地方自治体の土木管理課に連絡し、ガードレールの修理見積り・写真の送付を依頼しました。

損害の調査の図

Aさんから、保険金請求書・事故状況報告書等が届きました。同封されていたレッカー費の領収証により、レッカー費¥47,250を、Aさんに保険金でお支払いしました。

鑑定人より、Aさんのお車の損害調査報告書が提出されました。

Aさんのお車の修理代は、¥564,250となりました。

Aさんに了承を得て、修理代¥564,250をAさんの修理工場に保険金として支払いました。

車両損害の確定~車両保険のお支払いの図

Aさんに連絡をしたところ、次回の通院で治療が終了する見込みでした。

Aさんに診断書の提出を依頼しました。

Aさんから届いた診断書を確認した担当者は、搭乗者傷害保険金¥250,000および自損事故傷害保険金¥72,000を算定しました。Aさんに算定額を説明し、了承を得て保険金をお支払いしました。

治療終了~傷害特約のお支払いの図

地方自治体の土木管理課から、ガードレールの見積りが届きました。担当者は、Aさんの報告内容・損傷写真などから、見積額は妥当と判断しました。

担当者は、土木管理課に連絡し、ガードレールの修理代を支払うことを確認し、保険金をお支払いしました。

Aさんに、ガードレールの損害について保険金を支払ったことを報告しました。

対物保険のお支払い~完了報告の図

損害の状況・お支払いした保険金

損害額

Aさんのお車の損害¥611,500

  • 修理費用:¥564,250
  • レッカー費:¥47,250

Aさんのおケガの損害:肋骨のヒビ(不全骨折)

  • 通院日数:18日

ガードレールの損害:¥141,750

お支払いした保険金

Aさんの車の損害(車両保険金):¥611,500

Aさんのおケガの損害

  • (搭乗者傷害保険金):¥300,000
  • (自損事故傷害保険金):¥72,000(=通院日額¥4,000×18日)

ガードレールの損害(対物賠償保険金):¥141,750

お役にたった補償

ご契約のお車を運転中の事故により、他人の車や物を壊し、法律上の損害賠償責任を負った場合に保険金をお支払いします。

ご契約のお車に搭乗中の事故で、死亡したり、後遺障害やおケガを負われた場合に、あらかじめ定められた額を保険金としてお支払いします。

ご契約のお車が事故で壊れたり、火災や盗難にあったときに保険金をお支払いします。

「単独事故・当て逃げ」をえらんでいない場合(「車対車衝突危険限定特約」をセットしている場合、ご契約のお車の単独事故による損害は補償されません。

ご契約のお車に搭乗中の単独事故などで、死亡したり、後遺障害やおケガを負われた場合に、あらかじめ定められた額を保険金としてお支払いします。

事故対応のプロフェッショナル

本件は、北海道での事故でしたが、損保ジャパンのサービスセンターと協力することで、素早くお車の損害を確認し、保険金のお支払いを行うことができました。

また、単独事故ではありましたが、Aさんがしっかりと警察への届け出を行っていたため、搭乗者傷害保険金や自損事故傷害保険金のお支払いもスムーズに行うことができました。単独事故や損傷が小さい事故であっても、必ず警察に届け出を行ってください。

対物(車両、対物賠償)

担当者 H.O

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