車両保険とは
ご契約のお車が、事故により損害を被ったり、盗難に遭った場合に保険金をお支払いします。
お支払い事例
車両保険(一般タイプ)
門や電柱にぶつけてしまった
門や電柱などモノと接触するといった、いわゆる“車両単独事故”は車両保険一般タイプを選んだ場合に補償の対象となります。
保険使用時の等級
- 3等級ダウン
車両単独事故で車両保険を使用した場合、3等級下がります。
例えば 車両保険金額:50万円、自己負担額:5万円で設定の場合
修理に30万円かかる場合
お支払いする保険金:25万円
(修理費用30万円-自己負担額5万円)
修理金額の30万円から自己負担額の5万円を差し引いた、25万円を車両保険金としてお支払いします。
修理に60万円かかる場合
お支払いする保険金:50万円
修理金額が車両保険金額を上回る(全損となる)ため、車両保険金額である50万円をお支払いします。
※ 全損の場合、自己負担額は適用されないため、車両保険金額の全額をお支払いします。
当て逃げ被害にあった
当て逃げ被害による損害の補償も、車両保険一般タイプを選んだ場合であれば補償の対象となります。
保険使用時の等級
- 3等級ダウン
当て逃げによる損害で車両保険を使用した場合、3等級下がります。
車両保険(一般タイプ、車対車Aタイプ)
火災で車が燃えてしまった>
火災によりご契約のお車に損害が発生した場合、火災が発生した原因により等級への影響が異なります。
保険使用時の等級
- 3等級ダウン
- 1等級ダウン
電柱などに衝突して発火した場合、3等級下がります。
近隣で火災が発生し、飛んできた火の粉により燃え広がった場合、1等級下がります。
落書きやいたずら傷を付けられた
ご契約のお車に落書きをされたり、いたずら傷を付けられるなど、人為的行為により損害を被った場合も補償の対象となります。
※ いたずらでタイヤがパンクしたなど、タイヤ単体の損害は補償の対象外となります。
保険使用時の等級
- 1等級ダウン
いたずらによる損害で車両保険を使用した場合、1等級下がります。
お店の駐車場に駐車中に台風で冠水した
自宅駐車場など、ご契約のお車を普段保管している場所以外の場所での損害が対象となります。
自宅駐車場などでの浸水・水没被害も補償したい場合は、「自宅・車庫での水災」を選ぶ必要があります。
保険使用時の等級
- 1等級ダウン
台風による被害で保険を使用した場合、1等級下がります。
盗難被害にあった
ご契約のお車そのものが盗難にあった場合はもちろん、お車の部品の盗難や盗難されている間に被った損害も補償の対象となります。
保険使用時の等級
- 1等級ダウン
盗難被害で車両保険を使用した場合、1等級下がります。
例えば 車両保険金額:300万円、自己負担額:5万円で設定の場合
車そのものが盗難された
お支払いする保険金:300万円
お車そのものが盗難被害にあった場合、車両保険金額全額をお支払いし、自己負担額は適用されません。
盗難された契約車両が見つかったが、ドアに傷がつけられており修理に30万円かかった
お支払いする保険金:25万円
(修理費用30万円-自己負担額5万円)
盗難されたお車に損害が生じていた場合、損害を修復するための修理費用をお支払いします。
車両保険(一般タイプ、車対車Aタイプ、車対車タイプ)
車同士の事故にあった
例えば 車両保険金額:150万円、お客さまと相手の責任割合20%:80%の場合
お客さま | 相手 | |
---|---|---|
修理費用 | 100万円 | 80万円 |
責任割合 | 20% | 80% |
賠償金額 | 16万円 | 80万円 |
先に車両保険で修理費用の100万円を一括して支払う場合
お支払いする保険金:100万円
100万円を車両保険より修理工場へお支払いします。
示談完了後に、相手からの損害賠償金額64万円(80万円-16万円)を当社が回収します。
※ 車両保険は示談が完了していない段階でもお支払いすることが可能ですので、修理工場へスムーズにお車の修理費用をお支払いできます。
示談完了後に、お客さまの責任割合分のみ修理費用を支払う場合
お支払いする保険金:20万円
20万円(100万円×20%)を車両保険より修理工場へお支払いします。
修理費用のうち残りの80万円は相手から修理工場へお支払いいただきます。
よくあるご質問
Q 自己負担額が適用されないケースは?
- ①ご契約のお車の損害がお付けいただいている車両保険金額を上回り(全損)、車両保険金額全額をお支払いする場合には自己負担額は適用されません。
- ②相手がいる事故が発生し双方に責任割合が発生する場合、相手からの損害賠償金額は優先的にお客さまの自己負担額に充当しますので、結果的にお客さまの自己負担はなくなることがあります。
例
車同士の事故でご契約のお車に損害が生じ、修理に50万円かかるため車両保険を使用することになりました。
車両保険には5万円の自己負担額を設定していたため、修理費用のうち5万円はお客さまから修理工場へお支払いいただき、残りの45万円を保険で支払うことになりました。
お客さま損害額 | 50万円 | お客さま責任割合 | 20% |
---|---|---|---|
相手損害額 | 30万円 | 相手責任割合 | 80% |
⇒お客さまから相手への損害賠償額:6万円
相手からお客さまへの損害賠償額:40万円
相手から受ける損害賠償のうち、お客さまにてお支払いいただいている自己負担額の5万円はお客さまへ充当します。
こんな方にオススメ
駐車場を利用する機会が多い方
お車の修理は損傷箇所や程度によっては高額になる場合もあります。
特に月極めやマンションなどの開けた駐車場に日常的に保管している場合や、お買い物等で不特定多数の車が行き交う駐車場を利用する機会が多い方はいたずらや当て逃げ、盗難などのリスクに備えて車両保険のセットをオススメします。
運転に不慣れな方
免許を取りたてのお子様や運転に不慣れな方がお車を使用される場合は、自損事故もカバーできる車両保険一般タイプをセットされることをオススメします。
事故時代車費用特約とは
ご契約のお車が車両保険の補償対象となる事故で損害を被り、修理中などに借り入れたレンタカー費用(実費)を支払限度日額を限度として、お支払いします。
お支払い事例
事故時代車費用特約
車を修理する間に代車を使用したい
修理完了後にお車が手元に戻るまで、または代車の利用開始日からその日を含めて30日を限度に代車費用をお支払いします。
例えば 日額5,000円のレンタカーを借りた場合
修理期間が10日間だった
お支払いする保険金:5万円
日額5,000円×修理期間10日間の5万円をお支払いします。
修理期間が50日間だった
お支払いする保険金:15万円
日額5,000円×限度日数30日間の15万円をお支払いします。
車を買い替える間に代車を使用したい
代替のお車を新たに取得した日まで、または代車の利用開始日からその日を含めて30日を限度に代車費用をお支払いします。
盗難被害にあった場合
ご契約のお車が盗難被害にあった場合、警察に被害届を提出した日から発見後手元にお車が戻った日、または代車の利用開始日からその日を含めて30日を限度に代車費用をお支払いします。
よくあるご質問
Q 事故時代車費用特約は日額5,000円、7,000円、10,000円から選べるけど、どれを選べばいいの?
レンタカーの日額の料金は車種によって料金が異なります。ご契約のお車の車種と同等のレンタカーが必要な場合には、ご契約のお車に応じた日額をお選びいただくことをオススメします。
レンタカー料金例
日額5,000円クラス | カローラ、フィット、ノートなど |
---|---|
日額7,000円クラス | プリウス、ヴェゼル、インプレッサなど |
日額10,000円クラス | マークX、エクストレイル、ポロなど |
※あくまでも目安となりますので、レンタカー会社や条件により料金設定は異なります。
こんな方にオススメ
毎日お車を使用する方
修理工場やディーラーによっては修理期間中の代車を無料で貸し出してもらえる場合もありますが、代車の空きがない場合もあります。
事故時代車費用特約ではお付けいただいている金額の範囲内で様々なタイプのお車を手配することができますので、通勤やお買いものなどで毎日お車を使用していて、お車がないと困る方にはオススメの特約です。
車両新価特約とは
新車で購入されたお車が全損になった場合、または修理費用が新車価格相当額の50%以上となりお車を再取得した場合に、ご契約のお車の新車価格相当額を限度に補償します。
お支払い事例
車両新価特約
事故で新車が大破したので買い換えたい
事故でご契約のお車の損害額(修理費用)が新車価格相当額の50%を超える場合は、新しくお車を取得する費用を、新車価格相当額を限度にお支払いします。
例えば 車両保険金額:500万円、新車価格相当額:700万円の場合
車同士の事故に遭い、修理に400万円かかるので、新しい車を600万円で買い換えたい
お支払いする保険金:600万円
損害額400万円>新車価格相当額700万円の50%となるため車両新価特約を適用し、再取得費用の600万円をお支払いします
よくあるご質問
Q 盗難被害の場合でも車両新価特約は適用されますか?
適用されません。
お車そのものが盗まれた場合や、発見されたもののお車に損害があった場合など、盗難による被害については本特約は適用されません。
こんな方にオススメ
新しくお車を購入された方
新車を購入された方は車両新価特約のセットをオススメします。
車両全損修理時特約とは
ご契約のお車(初年度登録年月から25ヶ月超の場合)の修理費用が車両保険の保険金額以上となる損害が発生し、実際に修理した場合、車両保険の保険金額に50万円を加えた額を限度として保険金(修理費用)をお支払いします。
お支払い事例
車両全損修理時特約
全損となったが愛着のある車なので修理して乗り続けたい
車両全損修理時特約は車両新価特約をセットできないお車にお付けいただけます。修理費用が車両保険金額を上回った場合で修理をする場合に限り、車両保険金額+50万円を限度に保険金をお支払いします。
例えば 車両保険金額:300万円、修理費用:330万円の場合
事故で車に大きな損害が出てしまったが、修理したい
お支払いする保険金:330万円
(車両保険金額300万円+差額の30万円)
車両保険金額300万円+差額の30万円をお支払いします。
修理費用が300万円を超えるため、全損となります。車両全損修理時特約では修理費用と車両保険金額の差額である30万円をお支払いします。
車両保険に自己負担額10万円の設定をしている
お支払いする保険金:330万円
(車両保険金額300万円+差額の30万円)
車両保険金額300万円+差額の30万円をお支払いします。お車が全損となった場合、自己負担額は適用されないため、お付けいただいている車両保険金額300万円と修理費用との差額である30万円の、計330万円をお支払いします。
よくあるご質問
Q 車を買い替える時にもこの特約は使用できますか?
適用されません。
本特約は修理をされる場合に適用できる特約となるため、修理をせずに買い替えをされる場合には適用されません。
こんな方にオススメ
お車に愛着があり、長く乗り続けたい方
ご契約のお車に愛着があり、事故にあってしまっても修理して乗り続けたい方にオススメの特約です。
車両無過失事故に関する特約とは
相手自動車との衝突事故で、相手による一方的な追突など、ご契約のお車の運転者に過失のない被害事故で、一定の条件を満たす場合は、車両保険の保険金をお支払いした場合でも、当社と締結する継続後の等級を決定するうえでその事故がなかったもの(ノーカウント事故)として取り扱う特約です。そのため、お客さまの等級は下がりません。
お支払い事例
車両無過失事故に関する特約
追突被害にあったが相手が賠償してくれない
お客さまに責任のない事故であると当社が確認できた場合、次年度の等級を下げずに車両保険をお使いいただけます。
相手からの賠償が不十分
相手より時価までの賠償を提示され、ご契約のお車の修理費用を十分に補償してもらえない場合も、次年度の等級を下げずに、車両保険金額を限度に保険金をお支払いします。
例えば 車両保険金額:100万円、修理費用:70万円、相手からの賠償提示額:50万円の場合
追突被害を受けたが、相手の賠償提示額では修理できない
お支払いする保険金:20万円
(修理費用70万円-相手からの賠償提示額50万円)
車両保険金額と相手からの賠償提示額の差額を、車両保険よりお支払いします。
なお、本特約を適用した場合、車両保険をお使いいただいても、次年度の等級に影響はありません。
よくあるご質問
Q 車両無過失事故に関する特約を使用するための条件はありますか?
車両無過失事故に関する特約を使用するためには以下の3点を満たす必要があります。
- ①ご契約のお車の運転者にその事故に関する責任割合が発生しないこと
- ②氏名やお車の登録番号など、相手を特定できる情報が判明していること※当て逃げは相手の情報が確認できないため、本特約の対象とはなりません
- ③次年度も当社でご契約いただくこと