事故担当者のワンポイントアドバイス
よくある事故と予防のHowTo
交通事故は、“ちょっと当たってしまった”という事故でも思いの外、賠償額が高額になってしまったり、保険を 使うと等級が下がり、保険料が高くなってしまうことがあります。よくある事故事例から予防方法を学んでみましょう。事故対応のプロである事故担当者が、日々交通事故に携わることで気付いた安全運転のポイントをご紹介します。
駐車場を歩行中、駐車スペースからバックで出庫してきた車と接触してしまった。 駐車場を歩行中バックしてきた車と接触
駐車場は、色々な動きをする車や歩行者が多い場所であるため、大変危険です。
特に、駐車スペースに出入りする車の動きは、切り返しなど読みづらい場合がありますので、特に注意が必要です。
動いている車はもちろん、駐車している車のバックランプやブレーキランプは点灯しているか、運転席に人は乗っていないかなどの確認をしましょう。
自転車に乗っていたら交差点の出会い頭で人と接触してしまった。 自転車で人と接触!
自転車走行中、歩行中のおばあさんに接触して、転倒させてしまった。
おばあさんは尻もちをついた程度でしたが、なんと骨折してしまい、医師からも後遺障害が残ると言われました。今後のことが心配です。
最近良く聞く「骨粗鬆症」である場合は、特に骨が折れやすく、”しりもちをついた程度”でこのように骨折してしまうケースがあります。
また、後遺障害が残ってしまうと賠償額が高額になってしまいます。
(近年、自転車事故の高額賠償が世間でも問題となっています)こういった場合においても、個人賠償責任特約の付帯があれば、相手方の治療費等を保険で支払うことが可能です。
(保険金額無制限、また、示談代行サービス付きですので、相手方との交渉もお任せください。)
駐車場でドアを開けると風にあおられて、隣の車にぶつけてしまった。 隣の車にドアをぶつけてしまった…
駐車場にて乗降車する際、風が強い日などはドアを開けると風にあおられて、隣に駐車していた車にぶつけてしまうケースがあります。
ドアは、その構造から思いの外修理代金が高額になる場合がありますので、注意が必要です。
ドアを開ける動作は、あまり意識をせずに行うことですので、つい取っ手をしっかり握らずに開けてしまう方が多いようです。
ドアの開閉は普段から両手で行うように習慣づけすることをお勧めします。
知ってる?交通ルールの豆知識
免許証取得試験の際に覚えた交通ルールですが、普段あまり見かけないものや、運転中の注意点など、忘れてしまっているものは意外と多いものです。ここでおさらいして、交通ルールを守り、もしもを 回避しましょう。
点滅している赤信号がたまにありますが、どういう意味かご存知ですか? 点滅した赤信号の意味
点滅している赤信号は、①歩行者にとっては、「他の交通に注意して進行することができる」ことを意味し、②車両にとっては、「停止位置において“一時停止”しなければならない」ことを意味します。
なお、“一時停止”とは、法令の規定により危険防止等のために停止することかつ、交差道路を通行する車両等の進行を妨げないことであり、時間の長短を問わないが、車輪の回転が完全に止まることをいいます。
点滅している黄色信号もあります。こちらはどういう意味なのでしょうか。 点滅した黄色信号の意味
点滅している黄色信号は、歩行者にとっても車両にとっても、「他の交通に注意して進行することができる」ことを意味します。
よって、他の車両等に十分注意を払い、通行する必要があります。
右折の際に右のサイドミラーや右後方の目視をしていますか? 右折時の右後方の巻き込み確認
左折する際には意識される方も、右折の際に右のサイドミラーや右後方の目視をしていますか?
誰もいないと思っていたのに、実はバイクがいて・・・という事故がございます。右折の際は進行方向、対向車、歩道の歩行者、自転車はもちろん、右後方のバイクにも注意を払いましょう。
追い越しが禁止されている場所を皆さんはご存じですか? 追い越し禁止場所って、具体的にどこのこと?
追い越し禁止場所は下記のとおりです。
- 1.道路標識等により追い越し禁止に指定されている場所
- 2.道路の曲がり角付近
- 3.登り坂頂上付近
- 4.勾配の急な下り坂
- 5.トンネル(車両通行帯の設けられた道路を除く)
- 6.交差点(優先道路の場合を除く)
- 7.踏切
- 8.横断歩道または自転車横断帯の手前側端から前に30m以内の部分
- 9.横断歩道及び自転車横断帯並びに交差点
- 10.片側1車線道路で中央線が黄色の実線の場合
新規加入をご検討中の方