車の買い替え時期はいつごろがベストタイミングなのか、悩んでいませんか。
車の買い替えは「年数」や「走行距離」など判断材料が多く、「車検前だけど、今買い替えるべき?」「まだ乗れるけど、もう10万キロ走っているし売ったほうがいい?」など、迷いやすいもの。
一般的には購入から「5年」「7年」「10年」などの節目を判断材料にしている方が多いようです。
本記事では、車の買い替えの平均年数を起点に、今の車を買い替えるべきかどうかを判断するための具体的な基準を分かりやすく解説します。
- 目次
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1.車の保有期間は「7年」が平均 新車か中古車かでも違いあり

一般社団法人日本自動車工業会(JAMA)が公表している「2023年度 乗用車市場動向調査」によると、車の平均保有期間は7.2年です。
ただし、これはすべての車をまとめた平均値であり、「新車で購入したか」「中古車で購入したか」によって以下の通り傾向が異なります。
- 新車:平均保有期間は約7.7年。10年以上保有していた人は約3割
- 中古車:平均保有期間は約6.2年。10年以上保有していた人は1割強
また、新車・中古車それぞれの「〜1年」「〜3年」「〜5年」「〜7年」「〜10年」「10年以上」の保有期間の割合は以下の通りです。
| 〜1年 | 〜3年 | 〜5年 | 〜7年 | 〜10年 | 10年〜 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 新車 | 1% | 7% | 14% | 16% | 30% | 31% |
| 中古車 | 1% | 12% | 26% | 24% | 24% | 13% |
新車の場合は10年以上保有している方が31%と最も多く、次いで多いのは「〜10年」の30%。一方、中古車の場合は「〜5年」で手放している方が最も多く26%でした。
このことから、車の買い替え時期は一律に平均年数だけで判断するものではなく、自分が新車・中古車のどちらで購入したかも踏まえて考えることが大切だと分かります。
以下では「自分の車の買い替え時期」を判断するための具体的な材料を整理します。
2.車の買い替えを考える目安の「年数」と理由一覧

「年数」を理由に車を買い替える場合、どのような「買い替えを検討する理由」が生まれやすいのでしょうか。新車の「5年目」「7年目」「13年目」別に紹介します。
5年目|最初の大きな判断ポイント
先ほど紹介したデータでも「〜5年」は多くの人が買い替えを検討し始める時期です。
5年というと、新車の場合は初回と1回目の車検を経て、2回目の車検がやってくるタイミング。
また特別保証(新車登録から5年または10万km)が終了する時期でもあり、今後も乗り続けるか、売却を視野に入れるかを考える重要な節目です。
7年目|維持費と安全性の分かれ目
7年を超えると、電装系や消耗部品の不具合が増えやすくなるといわれています。また、近年は安全支援機能が進化しており、年式による装備の差を感じる場面も出てくるでしょう。
維持費や安全性の観点から見直しを検討するタイミングといえます。
13年目|税負担が増える節目
初年度登録から13年を超えると、自動車税や自動車重量税が引き上げられます(※ディーゼル車は11年)。
維持費の負担が増えるため、この節目で買い替えを検討する人も少なくありません。
自動車税については、以下の記事で詳しく紹介しています。
走行距離10万kmも重要な判断基準
年数とあわせて確認したいのが走行距離です。
先ほども紹介した通り、多くの国産車メーカーでは「新車登録から5年、または走行距離10万km」を新車の特別保証期間としています。
また「10年・10万km」を超えると、買取価格が下がる傾向があります。年数が浅くても走行距離が多い場合は、査定に影響することがあるため注意が必要です。
3.ほか、買い替えを検討しやすいタイミング
年数や走行距離以外にも、多くの方が「買い替えを検討しようかな」と考えやすい、代表的なタイミングは以下の通りです。
車検前
車検前は、車の買い替えを検討する人が多いタイミングです。
車検では法定費用に加え、部品交換や修理費用が発生することもあります。そのため、使用年数が長い車ほど交換が必要な部品が増えやすく、費用がかさむ傾向にあります。
また「この車に今後も車検費用をかけて乗り続けるか」「その費用を買い替えに充てるか」という視点で比較すると、判断しやすくなるでしょう。
「車検を通すか」か「買い替えるか」に迷う場合は、以下のチェックリストも参考にしてみてください。2つ以上当てはまる場合は、一度買い替えを含めて検討してみるとよいでしょう。
- 車検費用が高額になりそう
- メーカー保証が切れている
- 先進的な安全支援機能が搭載されていない、または限定的
- 下取りや買取で、一定の価格が見込めそう
車検費用の目安については、以下の記事も参考になります。
査定価格が高い時
保有している車がモデルチェンジし、新型が登場する前のタイミングも買い替えを検討しやすい時期。発売後は旧型モデルの査定価格が下がる傾向にあるためです。
ただし、人気車種の場合は、年数が経過していても比較的高値で取引されるケースも。自分の車がどの程度の評価を受けるのか、一度相場を確認してみるのも判断材料になります。
4.車の買い替えが決まったらやること

悩んだ末に買い替えることが決まったら、以下に気をつけましょう。
納車時期と売却時期の調整
一般的に、中古車は2〜3週間、新車は1〜2か月ほどで納車されますが、人気車種ではさらに時間がかかることもあります。
また、近年は部品供給の影響で納期が長期化するケースも。「車がない期間」が生じないよう、売却と納車のタイミングを調整しましょう。
自動車保険の車両入替は早めに
車を買い替えたら、自動車保険の車両入替手続きが必要です。
手続きを忘れると、補償を受けられない可能性があります。車両入替は納車前でも可能なため、早めに準備しておきましょう。
詳しくは以下の記事で紹介しています。
車庫証明と駐車スペースの確認
車を買い替える際は、新たに車庫証明を取得する必要があります。
注意したいのは、買い替え前の車をいつまで使用するかという点。直前まで旧車を使用する場合、処分を証明できないと、車庫証明の現地調査で不備を指摘され、納車が遅れることがあります。
駐車スペースの確保や必要書類を事前に確認し、余裕をもって手続きを進めましょう。
車庫証明については以下の記事でも詳しくまとめています。
5.まとめ:買い替えは"安全性と補償"を見直す機会
車の買い替え時期の平均は、あくまで目安です。大切なのは、「これからどれくらい維持費がかかるか」「安全性や補償が今の車に合っているか」を基準に考えること。
また、単に車を新しくするだけでなく、安全性や補償内容を見直す機会でもあります。
新しい車ほど安全支援機能が充実している傾向があり、車が変わることで、補償内容や保険料の算出条件が変わることもあります。
そのため、買い替えのタイミングで、今の車に補償内容が合っているかをあらためて確認することが大切です。
6.監修コメント
車を買い替える場合、記事でも紹介した通り「買い替え前の車をいつまで使用するのか」は注意が必要です。
新車が来る直前まで使っていたい場合は、その車を処分することを証明する必要があります。車庫証明の申請時にこの証明をしていないと、現地調査で不備を指摘されてしまうからです。
車庫証明の取得が遅れると、予定通りに納車できなくなることもあります。しっかりと必要事項を確認して、手続きを進めましょう。
