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自動車保険の無事故割引とは?メリットや適用される条件を解説

更新

2025/09/01

公開

2025/09/01

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自動車保険の無事故割引とは、前契約期間中に事故を起こさず、保険金の請求などを行わなかった場合に、翌年度以降の保険料が割引される制度です。

無事故割引を導入している保険会社ごとに割引方式は異なりますが、安全運転を続けるドライバーを優遇することで、事故発生率の抑制にも貢献するなど社会的なメリットも生み出しています。

本記事では自動車保険の無事故割引について、仕組みやメリット、適用条件などを解説します。

安全運転を心がけ、よりお得に自動車保険を活用するための情報として、ぜひお役立てください。

目次

    1.自動車保険の無事故割引とは?

    自動車保険にはノンフリート契約における「等級制度」の仕組みがあります。等級制度では、前年の契約期間中に無事故で満期を迎えた場合、翌年の更新時に等級が1つ上がり、保険料の割引率も高くなるのが一般的です。

    また一部の保険会社では、等級制度に加え安全運転を評価する割引制度として「無事故割引」を設けています。


    適用条件は保険会社によって異なりますが、保険料から一定の割合で割引を行う場合や、一律の割引額を適用する場合もあります。

    さらに、長期間無事故運転を続けノンフリート等級が20等級に達した契約者に対し、1年以上無事故を継続した場合に保険料が追加で割引になる「長期無事故割引」を設けている保険会社もあります。

    割引率は保険会社によって異なりますが、安全運転を続けてきた方には嬉しい制度ではないでしょうか。

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    現在のご契約が20等級で、事故(ノーカウント事故を除きます。)がなかった場合に保険料を割り引く「20等級継続割引」をご用意しています。

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    ※   現在のご契約の保険期間が1年以上の場合にかぎります。
    ※   今回ご加入いただくご契約の事故有係数適用期間が0年の場合にかぎります。
    ※   中断証明書を使用してご加入いただく場合は割引は適用されません。
    ※   保険始期日が2025年9月1日以降の契約に適用されます。

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    2.等級制度における事故有と無事故の違い

    ノンフリート契約における等級には一般的に1~20等級まであり、等級が高いほど、保険料の割引率も高くなります。

    7等級以上の等級については、前年以前の契約の事故歴に応じて「事故有」の割引率が適用される契約と、「無事故」の割引率が適用される契約に分かれます。

    同じ等級でも「事故有」の割引率が適用される契約の保険料は、「無事故」の割引率が適用される契約の保険料に比べて高くなります。

    参考までに、損害保険料率算出機構が算出している等級別割増引率は以下のとおりです。

    等級 無事故 有事故
    1 +108%
    2 +63%
    3 +38%
    4 +7%
    5 -2%
    6 -13%
    7 -27% -14%
    8 -38% -15%
    9 -44% -18%
    10 -46% -19%
    11 -48% -20%
    12 -50% -22%
    13 -51% -24%
    14 -52% -25%
    15 -53% -28%
    16 -54% -32%
    17 -55% -44%
    18 -56% -46%
    19 -57% -50%
    20 -63% -51%

    引用:一般社団法人日本損害保険協会「自動車保険の「等級」について教えてください。」

    ※2025年6月時点、将来変更になる可能性があります

    このように、事故有の契約と無事故の契約で割引率が分かれています。
    これは、保険料負担を公平にするための仕組みです。無事故契約者は事故有契約者よりも高い割引率が適用されるため、事故を起こさなければ、より保険料を抑えられるようになっています。

    3.無事故割引の適用条件

    一般的な無事故割引の適用条件は、保険期間が1年以上の自動車保険の前契約があることと、その前契約の保険期間中に(ノーカウント事故を除く)事故が発生していないことの2点です。

    ノーカウント事故とは、事故件数としてカウントされず、保険を使っても翌年の等級が下がらない事故を指します。このようなノーカウント事故の場合、保険を使用しても翌年の契約の等級が1つ上がるので、無事故割引の対象となります。

    なお、ノーカウント事故に該当する具体的なケースには、人身傷害保険・搭乗者傷害特約・無保険車傷害特約のみを使った事故などがあげられます。     

    一方で、1等級ダウン事故や3等級ダウン事故を起こしてしまった場合は、無事故割引は適用されません。つまり、等級が下がるだけでなく、無事故割引を受けられなくなるので、翌年の保険料は高くなります。

    4.無事故割引が適用されるメリット

    安全運転を心がけるドライバーにとって、無事故割引の存在は安全意識を維持・向上するうえでひとつの動機付けになるでしょう。

    無事故を継続した結果として等級が20等級になれば、最大で63%の割引を受けられます。その後、無事故を継続し、20等級を維持することで割引の適用は続きます。また、このように長期間無事故運転を続けノンフリート等級が20等級に達した契約者に対し、1年以上無事故を継続した場合に保険料が追加で割引になる「長期無事故割引」を設けている保険会社もあります。

    無事故割引で安全運転の意識が向上することにより、ご自身や同乗者が事故に巻き込まれるリスクも軽減されます。事故の少ない社会を実現することは、結果として保険料の節約にも繋がり、また経済的な損失の機会も減らすことができます。

    安全運転を続けることは、結果的に安心してカーライフを送れることにもつながるのです。

    5.無事故割引を受けるには日ごろから安全運転を心がける

    無事故割引を受けるためには、大きな事故だけではなく、日頃の小さなきっかけから生まれる事故についても意識を高めておく必要があります。

    警察庁の統計によると、令和3年以降、携帯電話などの使用による死亡・重傷事故件数は増加傾向にあり、令和5年は122件ありました。

    警察庁の調べでは、 運転中に携帯電話などを使用して事故を起こした場合の死亡事故率は、使用していない場合の事故の約3.8倍というデータもあります。
    参考:携帯電話等使用による 死亡・重傷事故件数の推移|警察庁

    運転中のスマートフォンや携帯電話などの使用はわずかでも重大事故に繋がる危険行為です。認識を新たに、安全運転を心がけましょう。

    6.安全運転を実践して無事故を継続しましょう

    no-accident-01.jpg

    自動車保険の保険料は、社会全体の事故の件数とも関係があります。事故の少ない社会を実現できれば、将来的に保険料が低くなることも考えられます。

    日頃から安全運転を意識し、安心のカーライフを実現しましょう。もし、自動車保険料が高いなと感じたら、SOMPOダイレクトの「おとなの自動車保険」では、個人情報の入力が不要で、最短5分で見積りが可能です。自動車保険の新規契約、他社からの切換えを検討している方は、ぜひご利用ください。

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    現在のご契約が20等級で、事故(ノーカウント事故を除きます。)がなかった場合に保険料を割り引く「20等級継続割引」をご用意しています。

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    ※   現在のご契約の保険期間が1年以上の場合にかぎります。
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    ※   中断証明書を使用してご加入いただく場合は割引は適用されません。
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    • 保険始期日が2025年9月1日以降の割引額になります。最大20,600円割引とは、新規のネット割(一括払・最大20,000円割引)と早割50日を適用した額です。ネット割の割引額は契約年数(新規、継続1回目、継続2回目以降)や保険料に応じて異なります。詳細は豊富な割引プランをご確認ください。
      <保険始期日が2025年8月31日以前> ネット割は新規13,000円となります。 分割払の場合、ネット割は年間12,960円となります。
    • 山間部や島しょ部、高速道路などかけつけサービスを提供できない場所や、一部サービス内容が限定的となる場合があります。また、交通事情、気象条件などによりサービスの提供ができない場合があります。
    柴田 充輝
    監修
    柴田 充輝(しばた みつき)
    大学卒業後、不動産業界で6年間勤務。 その後保険業界に転職し、FP1級資格を活かして家計相談や保険の見直し等を行っている。 保険業とともに、金融関係の記事を多数執筆。 資産運用やクレジットカード、カードローンなど、これまでに1,000記事以上の執筆経験がある。 資格情報:FP1級、社会保険労務士資格
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