自動車保険

40代の自動車保険料の相場は?保険料を抑えるポイントや選び方も解説

更新

2025/02/17

公開

2024/10/28

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自動車保険は、記名被保険者の年齢によって保険料が異なります。これから自動車保険を契約する予定の方や、自動車保険の見直しを検討している方は、相場がいくらなのか気になるのではないでしょうか。

本記事では、40代の保険料の相場をモデルケースで紹介します。40代の保険料の特徴や保険料を抑えるポイントも解説しているので、参考にしてください。

目次

    1.40代の自動車保険料の相場は?

    40代の保険料の相場を、SOMPOダイレクトの「おとなの自動車保険」を例に紹介します。

    対象は、「おとなの自動車保険」で40代の方の契約が多い「日産・セレナ」「ホンダ・N-BOX」「ホンダ・フリード」の3種類です。40代の保険料の大まかな目安を見ていきましょう。

    日産・セレナの保険料相場

    40代の方が日産・セレナで「おとなの自動車保険」を契約した場合の保険料例は、次のとおりです。車両保険(フルカバータイプ)ありと車両保険なしに分けて紹介します。

    車両保険(フルカバータイプ)あり 車両保険なし
    分割払(一回分) 3,080円 1,330円
    一括払(年間) 33,230円 13,730円

    ネット割(新規)、ゴールド免許割引、早割50日を適用した場合

    日産・セレナは豊富なグレードと車内空間の広さもあり、ファミリー層を中心に人気のミニバンです。40代の自動車保険のモデルケースでは、一括払年間保険料が車両保険(フルカバータイプ)ありで33,230円、車両保険なしで13,730円となります。

    ホンダ・N-BOXの保険料相場

    40代の方がホンダ・N-BOXで「おとなの自動車保険」を契約した場合の保険料の一例は、次のとおりです。車両保険(フルカバータイプ)ありと車両保険なしに分けて紹介します。

    車両保険(フルカバータイプ)あり 車両保険なし
    分割払(一回分) 2,150円 1,290円
    一括払(年間) 23,050円 11,450円

    ネット割(新規)、ゴールド免許割引、早割50日を適用した場合

    ホンダ・N-BOXは、積載性とデザイン性に特徴のあるトールワゴンタイプの軽自動車です。40代の自動車保険のモデルケースでは、一括払年間保険料が車両保険(フルカバータイプ)ありで23,050円、車両保険なしで11,450円となります。

    ホンダ・フリードの保険料相場

    40代の方がホンダ・フリードで「おとなの自動車保険」を契約した場合の保険料の一例は次のとおりです。車両保険(フルカバータイプ)ありと車両保険なしに分けて紹介します。

    車両保険(フルカバータイプ)あり 車両保険なし
    分割払(一回分) 2,800円 1,410円
    一括払(年間) 28,030円 12,590円

    ネット割(新規)、ゴールド免許割引、早割50日、新車割引、自動ブレーキ(ASV)割引を適用した場合

    ホンダ・フリードは、コンパクトなサイズながら、広々とした車内スペースが特徴のミニバンです。40代の自動車保険のモデルケースでは、一括払年間保険料が車両保険(フルカバータイプ)ありで28,030円、車両保険なしで12,590円となります。

    なお、上記は保険料の一例です。年齢や補償内容などの契約条件によって、実際の保険料とは異なる点に注意しましょう。

    条件
    ・保険始期日:2025年3月1日
    ・型式:セレナ FNC28・N-BOX JF4・フリード GB8
    ・初度登録年月:2023年1月
    ・主な使用地:東京都
    ・記名被保険者の年齢:47歳
    ・記名被保険者の運転免許証の色:ゴールド
    ・運転者の範囲:本人・配偶者・別居未婚の子限定
    ・ノンフリート等級:20等級
    ・事故あり係数適用期間:0年
    ・年間走行距離:3,000km以下
    ・使用目的:日常・レジャー
    ・対人賠償:無制限、対物賠償:無制限、人身傷害(車内・車外ともに補償):5,000万円
    ・対物全損時修理差額費用特約、ロードアシスタンス特約:あり

    (車両保険ありの場合)
    ・車両保険金額:セレナ 325万円・N-BOX 165万円・フリード 265万円
    ・車両保険(フルカバータイプ、車両免責金額:0-10万円

    2.40代の自動車保険料は20代と比較すると下がる?理由を解説

    40代は、20代と比較すると一般的に保険料が下がりやすい年齢層と言われています。以下では、保険料が下がる主な理由を解説します。

    ノンフリート等級が上がっているケースが多いから

    20~30代で最初に自動車保険を契約した場合、40代にはノンフリート等級が上がっていることが多く、高い割引率が適用されやすい点も保険料を抑えられる理由の1つです。

    ノンフリート等級制度とは、事故の有無や事故件数に応じて保険料が割引・割増される仕組みのことで、等級は1等級から20等級に区分されています(一部の共済では22等級)。

    等級が上がるほど割引率が高くなり、20等級では最も高い割引率が適用されます。

    ノンフリート等級は、1年間事故がないと翌年の等級は1つ上がり、事故で保険を使った場合は原則として翌年の等級が下がります。

    事故で保険を使った場合は、更新時に1等級または3等級下がります(ご自身がケガをして人身傷害保険金のみ支払われる事故など、等級の下がらないノーカウント事故もあります)。

    なお、自動車保険の新規契約の場合は、ノンフリート等級は原則6S等級から始まります。40代であっても、初めて自動車保険を契約する場合は6S等級で保険料が計算される点に注意しましょう。

    事故リスクが下がるから

    40代は若年層や高齢層と比較すると事故リスクが低く、その分、保険料が抑えられる傾向にあります。警察庁によると、免許保有者10万人当たりの年齢層別の交通事故件数は次のとおりです。

    年齢層 交通事故件数
    16~19歳 1,025.3件
    20~24歳 589.5件
    25~29歳 418.6件
    30~34歳 333.9件
    35~39歳 294.9件
    40~44歳 285.4件
    45~49歳 293.1件
    50~54歳 303.5件
    55~59歳 304.7件
    60~64歳 313.3件
    65~69歳 312.7件
    70~74歳 345.5件
    75~79歳 387.9件
    80~84歳 432.6件
    85歳以上 519.9件
    出典
    警視庁「道路交通に関する統計」2023年 3.交通事故の状況 年齢層別の状況

    上表を見ると、16~19歳の年齢層が最も交通事故件数が多く、40~44歳が最も交通事故件数が低いことがわかります。

    保険料は事故リスクの大きさも考慮されて決まるため、事故率の低い40代は比較的保険料が抑えられる傾向にあります。

    ゴールド免許を保有しているケースが多いから

    自動車保険では、主に車を使用する方がゴールド免許を保有していると、割引が適用される場合が多いです。

    ゴールド免許証(優良運転者)は、免許を5年以上継続して保有し、かつ違反や人身事故を起こしていない方に交付されます。

    40代は、運転歴が長くなることでゴールド免許を保有している方が多く、ゴールド免許割引の適用を受けやすい点も保険料を抑えられる理由の1つです。

    3.40代の自動車保険料を抑えるポイント

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    40代は子どもの教育費用やマイホームの購入費用など、ライフイベントにより出費がかさみやすい世代です。保険料をはじめ、なるべく出費を抑えたい方も多いのではないでしょうか。

    以下では、40代の方が保険料を抑えるためのポイントを解説します。

    補償内容を見直す

    自動車保険は、補償内容を見直すことで保険料を抑えられる場合があります。

    具体的には、「車に搭乗中の事故は人身傷害保険でカバーできるため、搭乗者傷害特約を外す」といった見直しです。

    搭乗者傷害特約は、あらかじめ定められた金額が保険請求に必要な手続きをしてから30日以内に支払われるため、事故後の当座の出費などに備えたい場合に便利です。

    ただし、どちらも車に搭乗している方が対象のため、保険料を抑えたい場合は、搭乗者特約を外す方法も選択肢になります。

    また、ご自身やご家族が別に契約している自動車保険や火災保険、傷害保険などと補償が重複していないかも確認しましょう。特に個人賠償責任保険や弁護士費用特約、ファミリーバイク特約などは補償が重複している可能性があるため要注意です。

    とはいえ、自動車保険はもしもの事故に備えるためのものであり、いざというときに補償が足りないようでは困ります。補償内容と保険料とのバランスを考え、必要な補償はしっかり確保したうえで可能な範囲で見直しを検討しましょう。

    車両保険の有無や条件を見直す

    車両保険の有無や条件は、保険料に大きな影響を与える部分です。

    車両保険には、一般車両(一般タイプ、ワイドカバー)や車対車+A(エコノミータイプ、限定カバー)などの種類があり、免責金額(車の修理費用などの自己負担額)によっても保険料が変わります。

    40代で保険料を抑えたい場合は、車両保険の補償範囲が限定された種類を選んだり、免責金額を大きくしたりするのも選択肢です。

    ただし、車両保険の範囲を限定すると、対象から外した事故が起きた場合に車両保険の補償を受けられません。免責金額を大きくした場合は、事故時の自己負担額が大きくなる点に注意しましょう。

    そのほか、車両保険の補償をきめ細かに選べる自動車保険も提供されています。例えば「おとなの自動車保険」の車両保険は、自動車保険の補償範囲や免責金額が細分化されており、ご自身の必要な補償を細かく選択できます。

    運転者の範囲や年齢条件を変更する

    保険料を抑える場合は、運転者の範囲や年齢条件を車の利用状況に応じて見直しましょう。

    運転者の範囲は保険会社によって異なりますが、主に「本人限定」「本人・配偶者限定」「限定なし」などに区分されます。運転者の範囲が狭いほど保険料を抑えられるため、車を使用する方にあわせて運転者の範囲を設定しましょう。

    また、契約対象車を運転できる年齢条件は、主に「35歳以上補償」「26歳以上補償」「21歳以上補償」「全年齢補償」などに区分され、「35歳以上補償」、「26歳以上補償」、「21歳以上補償」、「全年齢補償」の順に保険料が抑えられます。

    契約時と比べて一番若い運転者の年齢が変わっている可能性もあるため、一度確認して必要に応じて年齢条件に変更しましょう。

    なお、「おとなの自動車保険」は「○○歳以上」という年齢条件はなく、1歳刻みの料金体系を採用しています。

    通常の自動車保険は「26歳以上補償」や「35歳以上補償」が一番上の区分になり、それ以上は年齢条件による保険料の割引がありません。

    しかし、「おとなの自動車保険」は1歳刻みでの保険料で計算されるので、事故率の低い40代、50代の方は保険料を抑えられる可能性があります。

    自動車保険の年齢条件と保険料の関係性や変更方法については、以下の記事でも解説しているので、あわせてご覧ください。

    関連記事
    自動車保険の年齢条件とは?年齢区分や設定時のポイント、見直しのタイミングを紹介

    支払方法は「一括払(年払)」を選択する

    保険料の支払方法は、「一括払(年払)」と「分割払(月払)」が一般的です。分割払には分割手数料が上乗せされるため、保険料を抑えたい場合は一括払(年払)がおすすめです。

    割引制度を活用する

    自動車保険では、保険会社ごとに割引制度が設けられています。主な割引制度は次のとおりです。

    • ネット割引
    • 早期契約割引
    • 自動ブレーキ(ASV)割引
    • エコカー割引
    • ゴールド免許割引
    • セカンドカー割引

    例えば、ネット割引はパソコンやスマートフォンなどでインターネットから自動車保険を契約すると適用される割引です。早期契約割引は、保険の始期日の30日前や50日前までに契約を完了すると適用されます。

    各割引制度の条件を満たして、保険料を抑えましょう。

    ダイレクト型の自動車保険へ見直す

    代理店型の自動車保険を契約している場合は、ダイレクト型の自動車保険への見直しも有効な選択肢です。

    ダイレクト型の自動車保険は、「ネット型自動車保険」とも呼ばれるようにインターネットや電話などでご自身が保険会社と直接契約します。

    保険会社が代理店へ支払う中間コストが不要であるため、代理店型の自動車保険に比べると保険料を抑えやすい自動車保険です。

    4.40代の自動車保険の補償内容はどう選ぶ?

    自動車保険は、車を主に使用する方や使用状況で必要な補償が変わります。以下では、40代で多い家族構成や使用状況を参考に、補償内容の選び方の例を紹介します。

    子どもも車を使用する場合

    40代のご家庭の場合、免許取得をする子どもが居ることも考えられます。子どもがご自身の車を使用する場合は、状況に合わせた設定にしましょう。

    例えば、運転者の範囲を本人限定や本人と配偶者限定などに設定すると、同居する子どもは補償の範囲に含まれません。このような場合は、運転者の範囲を限定なしにする方法がおすすめです。

    また、子どもが免許を取得して日が浅い場合は、接触事故の可能性が考えられます。車両保険をセットしておくと、もしもの事故の場合も安心です。

    一般的な自動車保険では、同居する子どもが親の車を運転する場合は子どもの年齢に合わせた保険料になるため、保険料が大幅に高くなります。

    これに対し、「おとなの自動車保険」は、親の年齢に合わせた保険料を基本に、子どもを補償範囲に追加するための保険料を加算する形をとるため、保険料の上昇幅を抑えられる点が特徴です。

    買い物用のセカンドカーで自動車保険に加入する場合

    近くのスーパーマーケットに買い物に行くなど、近距離移動が主な目的のセカンドカーの場合は、基本補償はしっかり確保しつつ、なるべく保険料は抑えたいところです。

    対人賠償保険や対物賠償保険、人身傷害保険などの基本的な補償内容を確認したうえで、1台目の自動車保険と補償が重複していないかをチェックしましょう。

    重複しやすい補償は、人身傷害保険の車外補償部分や弁護士費用特約、個人賠償責任保険、ファミリーバイク特約などです。重複する補償を外せば、その分の保険料を抑えられます。

    また、保険会社のなかには、セカンドカー割引を設けている場合があります。セカンドカー割引が適用されると、2台目の新規契約時にノンフリート等級が1つ進んだ7S等級からスタートでき、本来の6S等級よりも保険料が下がります。

    セカンドカー割引の適用を受けるには、以下のような条件があります。

    • 1台目のノンフリート等級が11等級以上であること  
    • 1台目と2台目の車が自家用8車種(※)であること
    • 2台目の車の所有者と記名被保険者が要件を満たすこと

    1台目と2台目は保険会社が違っていてもかまいません。
    セカンドカー割引を活用したいときは、事前に条件を確認しましょう。

    家用普通乗用車、自家用小型乗用車、自家用軽四輪乗用車、自家用軽四輪貨物車、自家用小型貨物車、自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン以下)、自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン超2トン以下)、特種用途自動車(キャンピング車)

    5.40代のカーライフに合わせた納得できる自動車保険選びを

    40代は事故のリスクが低く、ノンフリート等級も上がっている場合が多いため、保険料を抑えやすい世代といえます。

    子どもが車を使用し始めるなど、車の使用状況が変化する時期でもあるので、家族構成や使用状況を考慮して運転者の範囲や補償内容を選択しましょう。

    「おとなの自動車保険」は、親の年齢をベースに保険料が計算されるため、親子で車を使用する方に適した自動車保険といえます。また車両保険の補償範囲など、契約する方に必要な補償内容をきめ細かに選択できるのも特徴です。

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    • 山間部や島しょ部、高速道路などかけつけサービスを提供できない場所や、一部サービス内容が限定的となる場合があります。また、交通事情、気象条件等によりサービスの提供ができない場合があります。
    竹国 弘城
    監修
    竹国 弘城(たけくに ひろき)

    証券会社、生損保代理店での勤務を経て、ファイナンシャルプランナーとして独立。お金に関する相談や記事の執筆・監修を通じ、自分のお金の問題について自ら考え、行動できるようになってもらうためのサポートを行う。
    【保有資格】1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP

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