夏は、照りつけるような日差しの暑い日かと思えば、突然の激しい夕立もあったりして、天気が不安定な日が多いですよね。今回は、そんな日でも天気を気にせず落ち着いて屋内で楽しめる、美術館や博物館をご紹介します。全国には、特徴のある個性的なミュージアムがたくさんあります。アートや歴史は、少し敷居が高いと思われがちですが、新たな発見や好奇心が生まれたり、自分の感性を刺激する「何か」に出会えるかもしれません。夏は海や山などのアウトドアもおすすめですが、時にはミュージアムで涼やかにゆったり過ごしてみるのはいかがでしょう? ファミリーでも楽しめますよ。
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【福岡県】天気が不安定な日は学びのチャンス、九州国立博物館で歴史や文化を学ぶ
斬新で迫力あるガラス張りの建物が目を引く、九州国立博物館。国内の国立博物館の中で最も新しく、歴史をメインにした博物館です。古代からの九州の歴史の流れやアジアとの文化交流が、ダイナミックかつ最先端の技術で紹介されています。柱や壁を減らした展示室や、最新のスポットライトを導入し、展示物を浮かび上がらせるような演出など、展示にも工夫が凝らされています。また、日本の昔の遊び道具や世界の楽器などがある無料の体験型展示室も充実しているので、小さいお子さんも飽きずに楽しめます。室内で過ごしたい雨の日などは、うってつけのスポットといえるかもしれません。また、隣接する太宰府天満宮には、長い幻想的なエスカレーターのトンネルでつながっています。時間があれば、太宰府天満宮にもぜひ立ち寄りたいですね。
九州国立博物館
住所 | 福岡県太宰府市石坂4-7-2 |
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アクセス情報 | 九州自動車道「太宰府IC」または「筑紫野IC」から約20分 |
開館時間 |
日曜・火~木曜9:30~17:00 |
観覧料 | 大人:430円、 大学生:130円 高校生以下、18歳未満、満70歳以上、障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料。(無料の方は、学生証などの証明書が必要です) |
駐車場 | 有り(普通乗用車500円/回) |
詳細情報 | https://www.kyuhaku.jp/ |
【青森県】青森県立美術館で、個性豊かな青森ゆかりの芸術家に触れる
隣接する縄文時代の遺跡、三内丸山遺跡から発想を得て建てられた、真っ白な箱型のフォルムが美しい青森県立美術館。おしゃれで現代的な館内では、世界的画家棟方志功、演劇・文学を中心に活動し、劇団「天井桟敷」を主宰した寺山修司、ウルトラマンのデザインを手がけた成田亨、アメリカで功労を認められニューヨーク国際センター賞も受賞した現代アーティストの奈良美智など、青森県出身の個性あふれるアーティストのコレクションを堪能することができます。また、スケールの大きさと「色彩の魔術師」といわれたマルク・シャガールの色への情熱に圧倒されるバレエ「アレコ」の舞台壁画三幕や、美術館のアイコンにもなっている巨大な「あおもり犬」のオブジェにはパワーを感じます。大人はもちろん、お子さんにとっても芸術を身近に感じられる美術館です。
青森県立美術館
住所 | 青森県青森市安田字近野185 |
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アクセス情報 | 東北縦貫自動車道「青森IC」から5分 (八戸方面から)青森自動車道「青森中央IC」から10分 |
開館時間 | (6月1日~9月30日) 9:00~18:00(10月1日~5月31日)9:30~17:00(入館は閉館時間30分前まで)<毎月第2・第4月曜日、年末休館> |
観覧料 | 一般:510円、 大学生・高校生:300円、中学生・小学生100円 |
駐車場 | 有り |
詳細情報 | http://www.aomori-museum.jp/ja/ |
【長野県】避暑地の澄んだ空気と樹々の合間に、軽井沢現代美術館でアートにひたる
2008年、緑あふれる軽井沢に開館した軽井沢現代美術館。「海を渡った画家たち」をテーマに、海外で高い評価を得ている日本人アーティストの作品を中心にコレクションしています。今期は戦後美術の画家と、現代を生きる気鋭アーティストたちを一堂に集めた常設展に加え、ニューヨークで活躍した荒川修作や、草間彌生の近作版画を特集した企画展など、見ごたえ満載の内容が楽しめます。鑑賞後には入館料に含まれるお茶とお菓子をいただきながら、好きな作家に思いを馳せたり、旅の記念にミュージアムグッズを選んでみてはいかがでしょうか。インスピレーションで好きな作品を見つけて家族で話すのも素敵な時間ですね。(2018年度は常設展および企画展とも11月25日(日)まで。11月下旬より4月中旬まで冬期休館。)
軽井沢現代美術館
住所 | 長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉2052-2 |
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アクセス情報 | 上信越自動車道「碓氷軽井沢IC」から約28分。 |
開館時間 |
10:00~17:00 ※11月下旬~4月中旬は冬期休館ですので、ご注意ください。 |
入館料 | 大人 1000円 65歳以上、高校・大学生 800円 小・中学生 500円、未就学児無料 |
詳細情報 | http://moca-karuizawa.jp/ |
【富山県】科学を体験しながら学ぶ。大人も夢中になれる、富山市科学博物館
富山市科学博物館は、「昔の富山にはどんな生物が生きていたのか」、「立山連峰はどのようにしてできたのか」など、富山の自然と科学を体験型の演出とわかりやすい解説で紹介しているので、肩ひじ張らずに科学が楽しめます。実物大のナウマンゾウの模型や動くティラノサウルスに圧倒されたり、高山の強風体験ができたり、ダイヤモンドダストを発生する装置があったりと、どれも体験して学べるので、お子さんはもちろん、大人も時間を忘れてしまいそうな仕掛けがいっぱいです。また、学芸員のライブ解説や子供向けの映像番組を投影しているプラネタリウムも必見です。いつもと違うちょっとアカデミックな休日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
富山市科学博物館
住所 | 富山県富山市西中野町1-8-31 |
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アクセス情報 | 北陸自動車道「富山IC」から約3km |
開館時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで)年末年始(12月28日~1月4日)休館 |
観覧料金 | 大人520円、高校生以下無料(入館料にはプラネタリウム1回分が含まれます) |
駐車場 | 有り (普通乗用車 無料) |
詳細情報 | http://www.tsm.toyama.toyama.jp/ |
【兵庫県】繊細で美しい谷崎ワールドにふれる、芦屋市谷崎潤一郎記念館
耽美な世界観と美しく研ぎ澄まされた文体で知られ、「痴人の愛」や「細雪」など、生涯で多くの名作を残した谷崎潤一郎の記念館。谷崎は終生住まいを変え、引越しを繰り返していましたが、阪神間に約22年間住んだのだとか。住まいにこだわった彼らしい美しい日本庭園と、原稿や愛用品、蔵書を観覧すると、まだ作品を読んでいない人でも、彼の人となりと、その独特の世界観にきっと引き込まれるはずです。作品をより深く理解するためのさまざまな企画展も開催しています。また2018年9月9日までは、若者に人気の漫画「文豪ストレイドッグス」とコラボレーションした企画も開催。詳細はぜひHPでチェックしてみてください! 帰路のドライブは、親子で異なる谷崎潤一郎の印象を語らってみてはいかがでしょうか。
芦屋市谷崎潤一郎記念館
住所 | 兵庫県芦屋市伊勢町12-15 |
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アクセス情報 | 阪神高速芦屋IC約10分 |
開館時間 | 10:00~17:00(入館は閉館時間30分前まで)月曜休館、年末年始、展示入れ替え休業あり |
観覧料金 | 一般300円、高校・大学生200円、中学生以下無料(特別展は料金が異なります) |
駐車場 | 有り(駐車場は隣接する美術館・図書館の駐車場がご利用いただけます。1時間無料。) |
詳細情報 | http://www.tanizakikan.com/ |