クルマ

EVご購入者インタビュー 軽ekクロス EVは「力強く静かで先進的」

更新

2025/07/28

公開

2025/07/28

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次世代自動車の代表格「EV」。その「未来感」や走り心地、給油が不要、二酸化炭素を排出しないといった点からEV購入を考える方も多いことでしょう。一方で充電・航続距離や価格といった点は気になると思います。

実際にEVを購入し、普段使いしているSOMPOダイレクト損害保険ご契約者さまのインタビュー第2弾では、三菱自動車工業の軽EV「ekクロスEV」オーナーの50代ご契約者ご夫妻にお話を伺いました。ご購入者の経験を、皆さまのEVライフに生かしていただきたく思います。

目次

    心つかむ走り「ガソリン車には戻れない」

    東京都区内にお住まいのご夫妻がekクロス EVを手に入れたのは2023年の6月。通勤ほかに使う普通車と、近場へお出かけ用の軽自動車のガソリン車2台に乗っており、両方の買い替えを検討していました。ekクロス EVは近場用の軽を買い替えたもの。主な用途は自宅と最寄り駅間の送迎や、千葉や埼玉といった近県への週末のお出かけです。

    EVも候補の一つとして買い替えを検討し始めてから、実際に購入するまでにかけた時間は約1年。EVに関する知識は少なく、周りに乗っている方も見当たらないご夫妻は、ガソリン車・EVの軽自動車・普通車を試乗し、情報を集めながら検討を重ねました。結果、選んだのが2022年6月に発売されたekクロス EVでした。

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    試乗を重ね満足いく走りのEVを見つけた(ナンバーを加工)

    購入検討の方へ「多くのモデル1泊以上乗って」

    『EVの知識ゼロから勉強し、たくさん試乗した上で納得して買った。「ああしておけばよかった」はない』と振り返ります。これからEV購入を考える方に対しては『気になるEVをできるだけ試乗すること、今は1泊以上の試乗プランもあるので、ディーラー店舗の周囲を走るだけでなく長時間乗ってみること』をおすすめしたいとアドバイスをいただきました。

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    駐車も楽ちん。試乗が大事とお二人は力説(ナンバーを加工)

    クルマの購入と同時に、ご自宅には出力3キロワットの充電器を設置。クルマと充電器にかかった購入額のうち約120万円を国、東京都、お住まいの区、各所の補助金で賄うことができました。

    愛車を運転するのは近場が主で、走行距離は月200キロから300キロ。充電はご自宅で夜に行い、3キロワットでも約5時間で満充電になります。現在はお住まいへの給電はしていませんが、V2H機器や蓄電池の設置も前向きに検討中とのことです。ガソリン代と電気代の比較、コスト削減の効果が分かりやすく使いやすいアプリなどあると、EV普及に弾みがつくと感じているとご意見をいただきました。

    今はPHEVと2台、電欠リスク回避したい

    乗り心地に文句がない一方、気がかりな点はあります。「1回の充電でどれだけの距離を走れるか」は購入する上で重要なポイントでした。実は、最初は普通車を買い替えようと考えていたところ、検討を重ねる間に『いきなりメインで使っている普通車をEVにするにはリスクがあると思った』と奥さまが明かしてくれました。

    お二人は旅行が趣味で、親族のお住まいも東京から離れており、方々に遠出することが多いといいます。その際には『クルマ以外の交通手段は考えられない』とおっしゃいます。

    400キロを経路充電なしで走れるクルマは少ないと判断して、ekクロス EVを購入した翌年、2024年6月に、それまで乗っていた普通車を国産PHEVに替えています。PHEVを購入したのはekクロス EVに乗り、「EVのよさ」を知ったからではありますが、航続距離と充電の課題は改善の余地が大きいと今も感じているそうです。

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    外部充電の環境整備がEV普及に必要では?

    ek クロス EVの航続距離はカタログ値で180キロ(WLTCモード)。ふだんは電欠の心配がない場所までの往復に限って使っていますが、それでも「夏冬にエアコンを使いながらだと、急に走れる距離が短くなってドキドキしたことが何回かある」。対策としてできるだけエアコンやシートヒーターを使わないようにしているそうです。

    課題あるも「将来は電気のみに。EV普及に貢献したい」

    お二人はご自宅に充電器を備えています。しかし、駐車場に設置しにくいマンション住まいの方や、出先での電欠の不安を取り除くためにも、だれもが利用しやすい充電インフラを増やすことが必要ではと考えています。携帯電話のモバイルバッテリーのような充電サービスや電池交換式も、将来はもっと増えるだろうと感じているとのことです。

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    充電器を急速1基、普通8基備えた都内公園の駐車場

    EVを購入して間もない2023年9月までは無料で利用できた都立の施設の普通充電器が、同年10月以降有償化したことも紹介してくれました。『まだまだEVは普及途中と思うので、もう少し充電器を使いやすい環境の整備に頑張ってほしい」のが率直な感想とのことです。

    参照:東京都環境局

    "EV失速"が取り沙汰されているのも気になるところ。23年6月のekクロス EV購入時と比べて「後退?」と感じるところもあります。EVの楽しさを知ったご夫妻は『次の買い替え時期にはPHEVとの2台使いをEV普通車1台にまとめたい。EVの普及に貢献したい気持ちもある』と明かしてくれました。

    『EVはおすすめできます』と力強く語ってくれたお二人。EV購入の際には「走りの楽しさ」「充電のしやすさ」「V2Hをするかしないか」など必要な点をよく調べて検討した上で、読者の皆さまにも豊かな生活をしてほしいといいます。

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