クルマ

EVご購入者インタビュー リーフオーナー「走りも、自宅給電で生活も快適」

更新

2025/07/07

公開

2025/07/02

  • Twitterで共有する
  • Facebookでシェアする
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

次世代自動車の代表格「EV」。その「未来感」や走り心地、給油が不要、二酸化炭素を排出しないといった点からEV購入を考える方も多いことでしょう。一方で充電・航続距離や価格といった点も気になると思います。

今回は実際にEVを購入し、普段使いしているSOMPOダイレクト損害保険ご契約者さまにインタビューをお願いしました。購入者のご経験を、皆さまのEVライフに生かしていただきたく思います。

目次

    試乗1台で決めた「EVと言えばリーフ」ガソリン車並みの価格で購入

    インタビューに応えていただいたのは、千葉県松戸市にお住まいの男性ご契約者さま。愛車の「リーフ X Vセレクション」は、202310月に納車されました。クルマの買い替えに当たって候補のガソリン車とEVを検討した結果、リーフを選んだといいます。EVは快適で気になる点は少ないと話すオーナーに詳しくお話を伺いました。

    2023年の初めからディーラーを回り、リーフ購入の契約をしたのが5月。「EVと言えば、リーフだねという感じがあったので、試乗したのは1台だけでした」と振り返ります。元々、好感をもっていたところに加えて、見た目やスタイルを気に入り、走行音が静か、加速に優れているといったクルマとしての性能にも満足しているとのことです。

    EV_interview01.JPG
    リーフの見た目にも機能性にも満足(ナンバー部分を加工)

    現在、ご自宅で所有するクルマはリーフ1台。運転するのは週に45回で、奥さまが近所までの移動に使うことが多く、年間の走行距離は7000キロほど。お子さんは成人して独立しており、遠出することも少ないため、購入を検討しているときにも航続距離はあまり気にならなかったといいます。「ガソリン車と比べて高い」と言われがちな購入価格も、ディーラーで値引きをしてもらい、補助金を申請した結果、他の候補だったガソリン車とほとんど変わらない数字になったと振り返ります。

    オール電化住宅とEVで安い電力を活用できる 冬場も安心

    リーフ購入を決めた理由は大きく分けて3つ。1つめはディーラー値引き・補助金の利用でガソリン車と同程度の価格になったこと、2つめは性能の高さ。そしてもう1つが、ご自宅とリーフの間で電力を有効活用できるEVならではの特性でした。

    ご自宅はオール電化住宅で、電気の契約も適したものを選んでいます。クルマの充電は電気代が安くすむ深夜に行います。充電に必要な電気代は、月7,000円〜9,000円かかっていたガソリン代に比べて低く抑えられているとのことです。

    電池に厳しい冬でも残量1020%から一晩充電すればほぼ100%まで回復し、電気代が高くなる日中にご家庭で使う電力は、リーフから給電しています。現在の走行距離とご家庭の消費電力なら、室内で冷暖房を使ってもEVからの給電で十分。エアコンと合わせて冬に使っていた灯油ストーブもやめ、ガソリンだけでなく灯油を入れに給油所まで行く必要もなくなりました。ガソリン代や灯油代が電気代にまとまったことで家計管理も楽になったといいます。

    春・秋ならリーフのバッテリーは23日もちます。出力6キロワットの充電器とV2H機器を兼ねるパワーステーションも約半額を補助金で賄うことができました。電気代が上昇する中、太陽光パネルを設置して自家発電の電気を充電・給電に使うことも検討しているとのことです。オイル交換も不要などメンテナンスが楽なこともEVを気に入っている点です。

    EV_interview02.JPG
    ご自宅のパワーステーション

    気になる点はやはり外部充電インフラ

    さて、ここまでEVのメリットについて紹介していただきました。それでは、EVの気になる点やこれからEV購入を検討する方へのアドバイスも伺いたいと思います。

    愛車リーフのバッテリー容量は40kWhですが、60kWhにすればよかったと思うこともあるとか。自宅に給電する際に現在の40kWhだと、給電量は十分ですが、冬にはバッテリー残量が12割になり、もう少し余裕があるといいかなと感じるといいます。また、災害時のことを考えると、容量が大きいに越したことはないと思っているそうです。

    バッテリーと充電について思うことは他にもあります。前述のように、普段は奥様の街乗り中心で充電はご自宅でしますが、ご契約者様が年に何度か遠乗りすることがあります。趣味の釣りで南房総に行く際にエアコンをつけて走ると航続可能な距離は250キロほど。複数のおうちを回ってご友人を送り迎えしながらの往復だと「途中で1回くらい充電しないと心配」だといいます。とはいえ、後部座席を倒し、釣り道具を積んだ上で大人3人が同乗できる機能性は気に入っています。

    EV_interview03.JPG
    釣り道具を積むのに十分な広さ

    自宅外で充電した経験はこれまで45回。その際、面倒に感じたのは充電の準備でした。事前に充電器の場所を調べ、機種に対応した複数の充電アプリをダウンロードしていましたが、「QRコードで読み取って、クレジットカードの番号を入力しての作業がずいぶん面倒だったので、もう少し簡単にしてほしい」。各事業者やディーラーが設置する充電器の利用法や料金といった情報が充実するとうれしいと感じており、充電インフラのさらなる整備も必要だと考えています。

    これからの購入者へ 電気の契約・補助金を要チェック

    とはいえ、これまで紹介していただいたようにEVのメリットは大きいと感じていると話します。これからEV購入を検討する方へのアドバイスとしては何が挙げられるかを伺いました。

    まず、自宅で充電するのであれば、電気の契約を見直すべきと教えていただきました。家庭とEVでそれぞれ電気を使う時間帯と、使用量を確認した上で昼夜の料金が最適となる契約をすることが理想的です。エネルギー代の高騰を受けて「夜間の電力もそこまで安くありません。太陽光もあると安心だと思います」とのアドバイスもいただきました。

    充電器の設置場所も要検討です。ご契約者さま宅では、いたずらを避ける目的もあって駐車場の奥に充電器・V2Hを置いています。一方、リーフの給電口は車両前部。「駐車位置を工夫しないとケーブルが届かない、大した問題ではないのですが」と笑います。

    EV_interview04.JPG
    給電口とケーブルの位置関係で常に前向き駐車
    EV_interview05.JPG
    給電・充電の様子

    また、お住まいの地域のEVや充電器・V2Hの購入に使える補助金をよく調べてお得に購入することも大切です。クルマとしての装備や安全性はEVもガソリン車も優れている一方で、EVの便利さと乗り心地を気に入っていると話す、リーフのオーナーは「次の買い替えでもEVにすると思う」ということです。

    おとなの自動車保険はこちら

    • Twitterで共有する
    • Facebookでシェアする
    • このエントリーをはてなブックマークに追加
    • LINEで送る