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【2026年】エコカー減税とは?いつまで?わかりやすく解説。対象車一覧も

更新

2026/06/29

公開

2021/01/27

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排出ガス性能や燃費性能に優れた自動車(新車・中古車)には、自動車重量税に「エコカー減税」と呼ばれる免税・減税制度が適用できる場合があります。

エコカー減税は車種のほか、車両ごとのグレード(ランク)によっても減税率が異なります。
この記事では、エコカー減税の基本や対象となる車両、減税率、いつまで適用できるのかなどをわかりやすく解説します。

目次

    1.エコカー減税とは? 中古車も基準を満たせば対象に

    環境に優しい車両に対して、自動車重量税が優遇される制度

    エコカー減税とは、排出ガス性能や燃費性能に優れた車に対する優遇措置です。
    国土交通省が定める環境基準を満たした車両を適用期間内に新車新規登録(新規車検)すれば、環境性能の高さに応じて自動車重量税が免税・減税されます。

    関連記事
    自動車重量税とは?重量税一覧(早見表)、エコカー減税についても解説

    免税・減税を受けられるのは基本的に新車新規登録(新規車検)時の1回のみですが、車種によっては新規車検の有効期間満了後に受ける初回の継続車検時も免税の対象となります。

    また、中古車でも条件を満たす車両であれば免税もしくは減税措置が受けられます。

    令和8年度税制改正により2028年4月末まで延長

    エコカー減税はもともと、2023年4月30日までを適用期間とする制度でしたが、令和8年度税制改正により、2028年4月30日まで延長されることが決定しました。

    これまで同様、電気自動車、燃料電池自動車、天然ガス自動車、プラグインハイブリッド自動車は免税措置が適用されます。一方で、ガソリン車、クリーンディーゼル車(ハイブリッド車を含む)については、減税対象となる基準が厳格化されました。

    エコカー減税はこれまでも数回にわたり適用期間が延長されてきましたが、それにあわせて基準も段階的に引き上げられています。今回の税制改正の内容を含め、基準の推移を表にまとめましたので、参考にしてください。

    <ガソリン車やクリーンディーゼル車等の優遇措置>

    優遇措置 ※1 新車新規登録の時期
    2024年1月〜2025年4月 2025年5月〜2026年4月 2026年5月〜2027年4月 2027年5月〜2028年4月
    免税+初回継続検査免税 2030年度燃費基準
    120%達成
    2030年度燃費基準
    125%達成
    2030年度燃費基準
    125%達成
    2030年度燃費基準
    125%達成
    免税 2030年度燃費基準
    90%達成
    2030年度燃費基準
    100%達成
    2030年度燃費基準
    105%達成
    2030年度燃費基準
    105%達成
    75%減税 - - 2030年度燃費基準
    100%達成  
    2030年度燃費基準
    100%達成
    50%減税 2030年度燃費基準
    80%達成
    2030年度燃費基準
    90%達成
    2030年度燃費基準
    95%達成
    2030年度燃費基準
    95%達成
    25%減税 2030年度燃費基準
    70%達成
    2030年度燃費基準
    80%達成
    2030年度燃費基準
    80%達成
    2030年度燃費基準
    85%達成
    減税なし 2030年度燃費基準
    70%未満
    2030年度燃費基準
    75%達成(※2)・70%未満
    2030年度燃費基準
    80%未満
    2030年度燃費基準
    80%達成(※2)・80%未満

    ※1 前提として、2018年排出ガス規制50%低減かつ、2020年度燃費基準を達成していることが条件。クリーンディーゼル車の場合は、2018年排出ガス規制適合かつ、2020年度燃費基準を達成していることが条件
    ※2 エコカーの本則税率が適用。本則税率とは、エコカー減税対象車に適用される税率のこと。

    出典
    エコカー減税 (自動車重量税) の概要(国土交通省)
    エコカー減税(自動車重量税)(JAMA 一般社団法人日本自動車工業会)

    2.エコカー減税の対象になる車と減税率の一覧

    エコカー減税対象車

    エコカー減税の対象乗用車は、CEV(クリーンエネルギービークル)と呼ばれる電気自動車(BEV)、燃料電池自動車(FCV)、天然ガス自動車(NGV)、プラグインハイブリッド車(PHEV/PHV)です。

    ほか、環境性能に優れたガソリン車やLPG車、クリーンディーゼル車も対象となります。主な一例は以下のとおりです。

    電気自動車・燃料電池自動車
    bZ4X(トヨタ)、ミライ(トヨタ)、リーフ(日産)、eKクロス EV(三菱)、N-ONE e:(ホンダ)など
    プラグインハイブリッド車
    プリウス PHV(トヨタ)、CX-60 PHEV(マツダ)、NX450h+(レクサス)、アウトランダーPHEV(三菱)など
    出典
    電気自動車・燃料電池自動車(JAMA 一般社団法人日本自動車工業会)

    【新車】適用期間別・減税率一覧

    それぞれの免税・減税の内容は以下のとおりです。基準は段階的に引き上げられており、2026年以降は、ガソリン車およびクリーンディーゼル車(ハイブリッド車を含む)に対する基準がさらに厳格化されています。

    2024年1月1日~2025年4月30日に新車新規登録(初回車検)を行う場合

    対象・要件等 特例措置の内容
    • 電気自動車
    • 燃料電池自動車
    • 天然ガス自動車(平成30年排出ガス規制適合)
    • プラグインハイブリッド自動車
    免税
    ※初回継続車検時も対象
    2030年度燃費基準
    70% 80% 90% 120%
    • ガソリン車・LPG車(ハイブリッド車を含む)
    25%軽減 50%軽減 免税 免税
    ※初回継続車検時も対象
    •   クリーンディーゼル車(ハイブリッド車を含む)

    適用期間:2025年5月1日~2026年4月30日に新車新規登録(初回車検)を行う場合

    対象・要件等 特例措置の内容
    • 電気自動車
    • 燃料電池自動車
    • 天然ガス自動車(平成30年排出ガス規制適合)
    • プラグインハイブリッド自動車
    免税
    ※初回継続車検時も対象
    2030年度燃費基準
    80% 90% 100% 125%
    • ガソリン車・LPG車※1(ハイブリッド車を含む)
    25%軽減 50%軽減 免税 免税
    ※初回継続車検時も対象
    • クリーンディーゼル車※2(ハイブリッド車を含む)

    適用期間:2026年5月1日~2027年4月30日に新車新規登録(初回車検)を行う場合

    対象・要件等 特例措置の内容
    • 電気自動車
    • 燃料電池自動車
    • 天然ガス自動車(平成30年排出ガス規制適合)
    • プラグインハイブリッド自動車
    免税
    ※初回継続車検時も対象
    2030年度燃費基準
    80% 95% 100% 105% 125%
    • ガソリン車・LPG車※1(ハイブリッド車を含む)
    25%軽減 50%軽減 75%軽減 免税 免税
    ※初回継続車検時も対象
    • クリーンディーゼル車※2(ハイブリッド車を含む)

    適用期間:2027年5月1日~2028年4月30日に新車新規登録(初回車検)を行う場合

    対象・要件等 特例措置の内容
    • 電気自動車
    • 燃料電池自動車
    • 天然ガス自動車(平成30年排出ガス規制適合)
    • プラグインハイブリッド自動車
    免税
    ※初回継続車検時も対象
    2030年度燃費基準
    85% 95% 100% 105% 125%
    • ガソリン車・LPG車※1(ハイブリッド車を含む)
    25%軽減 50%軽減 75%軽減 免税 免税
    ※初回継続車検時も対象
    • クリーンディーゼル車※2(ハイブリッド車を含む)

    ※1 2018年排出ガス規制50%低減かつ、2020年度燃費基準を達成していることが条件
    ※2 2018年排出ガス規制適合かつ、2020度燃費基準を達成していることが条件

    【中古車】適用期間別・減税率一覧

    中古車であっても、以下の条件で初回の継続検査等を行う場合は免税となります。

    2023年5月1日〜2025年4月30日にガソリン車・LPG車(ハイブリッド車含む)の中古車新規登録等を行う場合

    ・2021年5月1日〜2023年12月31日に新車新規登録をし、2030年度燃費基準を120%達成

    2024年1月1日〜2025年4月30日にクリーンディーゼル車(ハイブリッド車含む)の中古車新規登録等を行う場合

    ・2021年5月1日〜2023年4月30日に新車新規登録をしており2030年度燃費基準120%達成

    2025年5月1日〜2026年4月30日にガソリン車・LPG車・クリーンディーゼル車(ハイブリッド車)の中古車新規登録等を行う場合

    ・2021年5月1日〜2025年4月30日に新車新規登録をし、2030年度燃費基準120%達成
    ・2025年5月1日〜2026年4月30日に新車新規登録をし、2030年度燃費基準125%達成
    2026年5月1日〜2028年4月30日にガソリン車・LPG車・クリーンディーゼル車(ハイブリッド車)の中古車新規登録等を行う場合
    ・2026年5月1日〜2028年4月30日に新車新規登録をし、2030年度燃費基準125%達成
    なお新車・中古車含め、適用には細かな条件がいくつかあるため、詳しくは国土交通省や一般社団法人 日本自動車工業会が公表している以下の資料をご参照ください。

    出典
    エコカー減税 (自動車重量税) の概要(国土交通省)
    エコカー減税(自動車重量税)(JAMA 一般社団法人日本自動車工業会)

    3.エコカー減税でいくらお得に?自動車重量税の一覧表

    自動車重量税一覧表

    自動車重量税は車の重量にかかる税金で、新規登録の際や車検の際に車の区分や重量、経過年数に応じて課税されます。

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    自動車重量税とは?重量税一覧(早見表)、エコカー減税についても解説

    ではエコカー減税が適用される場合、実際に支払う自動車重量税はいくらになるのでしょうか? 一覧で紹介します。


    2026年5月1日からの自動車重量税(乗用車、3年自家用、新車新規登録等時)

    車両重量 エコカー減税適用なし エコカー
    (本則税率)
    エコカー減税適用
    免税 75%減 50%減 25%減
    軽自動車 9,900円 7,500円 0円 1,800円 3,700円 5,600円
    自家用乗用車 0.5t以下 12,300円 7,500円 0円 1,800円 3,700円 5,600円
    〜1.0t以下 24,600円 15,000円 0円 3,700円 7,500円 11,200円
    ~1.5t以下 36,900円 22,500円 0円 5,600円 11,200円 16,800円
    〜2.0t以下 49,200円 30,000円 0円 7,500円 15,000円 22,500円
    ~2.5t以下 61,500円 37,500円 0円 9,300円 18,700円 28,100円
    〜3.0t以下 73,800円 45,000円 0円 11,200円 22,500円 33,700円

    2026年5月1日からの自動車重量税(乗用車、2年自家用、継続検査時)

    車両重量 エコカー
    (本則税率)
    エコカー減税適用なし エコカー減税適用
    13年未満 13年経過 18年経過 免税
    軽自動車 5,000円 6,600円 8,200円 8,800円 0円
    自家用乗用車 0.5t以下 5,000円 8,200円 11,400円 12,600円 0円
    〜1.0t以下 10,000円 16,400円 22,800円 25,200円 0円
    ~1.5t以下 15,000円 24,600円 34,200円 37,800円 0円
    〜2.0t以下 20,000円 32,800円 45,600円 50,400円 0円
    ~2.5t以下 25,000円 41,000円 57,000円 63,000円 0円
    〜3.0t以下 30,000円 49,200円 68,400円 75,600円 0円

    ※2026年5月時点

    出典
    2026年5月1日からの自動車重量税の税額表<新車新規登録等時における自動車重量税の税額>(国土交通省)

    2026年5月1日からの自動車重量税の税額表<継続検査等時における自動車重量税の税額>(国土交通省)

    エコカー減税で、いくらお得になる?

    では実際に、いくらくらい税金がお得になるのか、代表的な車種を例に挙げてその金額を見ていきます。例えば、電気自動車の「bZ4X(トヨタ)」の場合、車両重量が約1.8〜1.9tなので、本来であれば新規登録時の自動車重量税は3万円です。しかし、電気自動車は免税対象なので、0円になります。

    また、プラグインハイブリッド車の「プリウス PHV(トヨタ)」の場合、車両重量が1.56〜1.57tです。本来の自動車重量税は3万円ですが、プラグインハイブリッド車のため税金が100%免除されます。

    4.グリーン化特例、環境性能割(2026年3月廃止)との違い

    エコカー減税と似た制度に「グリーン化特例」「環境性能割」があります。その違いを解説します。

    グリーン化特例との違い

    エコカー減税は「自動車重量税に対する優遇措置」ですが、グリーン化特例は「自動車税(旧・自動車税種別割)に関わる税制」です。

    適用期間中に電気自動車やハイブリッド車など環境性能が高い車を新車登録した場合、翌年度の税額が最大75%減税されます。一定年数経過後は、税率が上がります。

    なお、グリーン化特例においても令和8年度税制改正により、適用期間が2028年3月31日まで延長されました。これとあわせて、「自動車税種別割」という名称は、「自動車税」へ、「軽自動車税種別割」は「軽自動車税」へと変更されています。

    環境性能割との違い ※2026年3月廃止

    環境性能割(旧・自動車取得税)は50万円以上の車を購入・譲渡した場合に、自動車の燃費性能等に応じて課税されます。ただし、環境性能割は令和8年度税制改正に伴い、2026年3月31日をもって廃止されました。

    以下では、従来の制度の概要を紹介します。

    税額は「車両取得価格×環境性能割の税率」で算出。車両取得価格は、以下の通り新車か中古車かによって変わります。

    ・新車の車両取得価額:課税標準基準額(価格の約9割)+カーナビなどのオプション装備

    ・中古車の車両取得価額:課税標準基準額(価格の約9割)×残価率(※)

    ※車両の最初の所有者が登録した年(=初度登録年)からの経過年数に応じた掛け率(残価率一覧)。普通車か軽自動車かによっても異なる

    出典
    自動車税環境性能割 税金の種類 東京都主税

    5.節税のためにエコカーを購入する際のポイント

    エコカー選びで重視したいポイントは「小型・新型・小排気量」の3つ。新しく小さな車ほど環境性能や燃費性能が高く、エコカー減税のほか、グリーン化特例も優遇される傾向にあります。

    エコカー減税のメリットをより多く受けるなら、電気自動車やプラグインハイブリッド車などのCEVを購入するのがもっともお得です。

    ただし、自宅や周辺に充電設備があるかどうかで使い勝手が大きく変わるほか、補助金を活用しても車両価格が高くなりがちです。

    その点、充電設備を必要とせず、燃費性能にも優れるハイブリッド車は、多くの人にとってメリットが得られやすい選択肢といえるでしょう。

    6.監修コメント

    エコカー減税は燃費基準や排出ガス規制など、細かい条件が設けられているため、少し難しく感じるかもしれません。しかし、基本的に「燃費が良く、環境性能の高いハイブリッド車やEVを選ぶと税制上の優遇を受けやすい」と考えると分かりやすいでしょう。
    減税の基準は税制改正によって見直されることがあります。自動車関連税制は例年12月に政府が公表する「税制改正大綱」で方向性が示されることが多いので、車の購入や買い替えを検討している方は、年末の発表にも注目しておくことをおすすめします。

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    井口 豪
    監修
    井口 豪(いのくち たけし)

    特定行政書士、法務ライター®︎。タウン誌編集部や自動車雑誌編集部勤務を経て、2004年にフリーライターに転身。自動車関連、ファッション、スポーツ、ライフスタイル、医療、環境アセスメント、各界インタビューなど、幅広い分野で取材・執筆活動を展開する。20年以上にわたりフリーライターとして活動した経験と人脈を生かし、「行政書士いのくち法務事務所」を運営。許認可申請、入管申請取次、遺言書作成サポートなど法務のほか、記事監修や執筆業も多数手掛ける。自動車業務に熟達した行政書士だけが登録を認められる、ナンバープレートの出張封印が可能な「丁種会員」でもある。

    HP https://inokuchi.pro/

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